【ミッション・オイル・タイヤ走行編】初心者ライダー必見!知っておきたいバイクの基本

いちど、バイクを運転してしまい、人生観が変わったひとも多いのでは。
そんな一人がぼくでもあります。前の記事では、【バイクエンジン編】をお届けしました。ご覧いただけましたでしょうか⁉
今回は【走行編】としてバイクが走るうえでの仕組みや大切な事柄などをざっくりと発信します。Twitterアカウント

そうね!
エンジンについては、前の記事でざっくりとはわかったわ!次はどんなこをを、解説してくれるのか楽しみだわ。
【バイクエンジン編】初心者ライダー必見!知っておきたいバイクの基本

ここでは、初心者ライダーのための知っておいてほしい「バイクのこと」を中心に解説しますね。
あなたのバイクがある生活、人生の参考としていただければ嬉しいです!

バイクのトランスミッションのおはなし

自動車でも、もうほとんどの乗用車がAT車、つまりオートマチックになっているけど、考えてみたら、どんな仕組みで動くんだろうなあ?

そうだね!バイクのだいご味って、オートマチックではなく自分で操作して自分の思いで走るというトコロもその一つだよね!超かんたんにギアのしくみを解説するね!
バイクは、スクーターを除いては、クラッチレバーでいったんギアを外してシフトチェンジしながらその時々の走行にあわせて走行する乗り物ですよね。
(まあ、スクーター厳密にいうとギアはあるのですが、クラッチレバーがないのでここでは対象としません)

まあ、車でいうところのATオートマチックトランスミッション車両ではなくMTマニュアルトランスミッション車というと分かりやすいですかね。

  • トランスミッションとギアの関係

  • クラッチとミッション(ギア)の関係

トランスミッションとギアの関係

「トランスミッション」=ギアボックス+クラッチ+プロペラシャフト+ デファレンシャル+ドライブシャフト
つまり「トランスミッション」とは駆動伝達経路全体を指す言葉です。

トランスミッションはエンジンのすぐ下にあります。
ギアは金属製の箱(ミッションケース)に入っていて、外側からは中は見えないです。

クラッチとミッション(ギア)の関係

クラッチを切る、つなぐというのは下の図を見ていただければイメージしやすいです。

クラッチを切る

ハンドルの左グリップにあるクラッチレバーを握る

ことによって、クラッチが離れ、今のギアから他のギアへ変更(ギアチェンジ)できる状態になります。

クラッチをつなぐ

ハンドルの左グリップにあるクラッチレバーを離す(握らない)

ことによって、クラッチが接続し、トランスミッションのギアに、動力が伝達され後輪タイヤへの繋がれます。

エンジンオイルのおはなし

オイルって大事って話はよく聞くんだけど何でなのかって、よくわからないし、あんまり考えたこともないのよね。そんなに大切な事なの?

いやいやいや!とって大切なことだよ!バイクの心臓ともいえるエンジンを快適に働いてもらうための正しく潤滑油だよ。
超かんたんにそのはたらきと種類・タイプについて解説するね!

オイル交換を自分でするかショップにお願いするかは別として、オイル交換は必ず必要なことです。
そしてもっとも重要なメンテナンスのひとつでもあります。

いざ、その時に、オイルを買おうとネットやバイクショップや用品店を見て回っても、とても沢山の種類があってどれを選んだら良いのかわからない…。
と、そんな方も多いのではないでしょうか?是非この記事をみて愛車との距離を縮めてください。

  • エンジンオイルの役割
  • エンジンオイルの種類(超大事)
  • オイルの粘度(マルチグレード)

  • 粘度によるエンジンオイルの選び方
  • エンジンオイルの交換について

エンジンオイルの役割

エンジンってとても精密な金属部品が集まってできているのでスムーズに動くには、オイルはなくてはならない不可欠なものです。
具体的にオイルの主な役割は以下の5つです。

1.潤滑作用:内部の金属面に油膜を作り、摩耗を防ぐ。

2.洗浄作用:オイルがゴミや金属粉などの汚れを取り込んで、エンジン内部を洗浄する。

3.冷却作用:エンジン内部を循環し摩擦で発生する熱を冷却する。

4.密封作用:シリンダーとピストンリングの隙間を油膜で塞ぎ、燃焼効果を高める。

5.防錆作用:金属部品を油膜で覆うことで、錆を防ぐ。

バイクオイルの基本的な特性(知っておくべき)

バイクのエンジンオイルは、エンジンは動力が発生するエンジンそのものと変速装置(ギア)が一体になったトランスミッションの両方に作用します。
またバイクエンジンは自動車用エンジンの1.5~2倍、またはそれ以上の回転数で回るので、特に潤滑作用においての油膜が切れないようにするが必要があるのです。

なので、バイク用オイルはより高い性能が求められ、相棒の心臓(エンジン)をいつまでも元気に動いてもらうため、こまめなメンテナンスとともに少々値段が高くても相性の良いオイルを選ぶようにしましょう。

超大事!ベースオイルについて

3つの種類の文字通り基準となる「ベースオイル」が存在します。
ベースオイルに、色々な機能を持った添加剤を加えることによって、エンジンオイルとなるのです。
ベースオイル+添加剤=エンジンオイル】という事です。

オイルの区分を決めるのは、ベースオイル粘度の組み合わせです。

ベースオイルの種類

「鉱物油」「化学合成油」「部分合成油」の3種類があります。

鉱物油

原油を蒸留して不要な有害成分などを取り除き精製されたスタンダードなオイルです。
コスパが良いので最も普及しているオイルでもあります。
性能面では化学合成、部分合成油に劣りますが、一般的な使用用途では問題ない品質が確保されています。

部分合成油

 

鉱物油に化学合成油をブレンドして品質を高めたオイルです。
化学合成油の性能と鉱物油のコストパフォーマンスの2つのメリットを両立したオイルで、
鉱物油のデメリットである揮発性の高さや冬の始動性を化学合成油で補っています。

化学合成油

高度な技術を用いて可能な限り不純物を取り除き化学的に合成した高純度オイルになります。
耐熱性の高さと、寒い時期のエンジン始動性の良さが特徴です。
ただし、価格は、オイルの性能は最強クラスで、高性能なため、3つのベースオイルでは最も高いです。

ベースオイルのまとめ

図式としては、性能面・価格面ともに化学合成油>部分合成油>鉱物油 です。

ただ、どのようなバイクでも高い化学合成油を入れた方が良いかというと、そうでもないのです。
なぜなら、バイクの種類やエンジンが2ストなのか4ストなのかによっても適正なオイルがそれぞれあるからです。

特に、旧車などの場合は、最新の高性能オイルの性能を想定していないので、化学合成油ではなく鉱物油が良いとされる車種もあるのです。

一般的には、サーキットでの走行やスポーツバイクの性能を発揮して走りを楽しみたい方は化学合成油を選び、通勤通学や街乗り中心の方は鉱物油でも充分です。
でもたまには中長距離のツーリングにも行くという方であれば、バランスの良い部分合成油を選ぶとよいでしょう。

超大事!オイルの粘度(ねばり具合)について


オイルの区分を決定する2つ目のファクターは、粘度についてです。
エンジンオイルをよく見ると、「10W-40」や「20W-50」などと数字がふた組で表記されていて数値はオイルの「粘度」を表しています。

この粘度の表記はマルチグレードとよばれていてSAE規格というアメリカの規格ではありますが、世界的に普及している規格で、粘度数値の前にSAEと表示されています。

左側の数字は低温時の粘度を表していてWはWinterの頭文字で、右側の数字は高温時の粘度を表わしています。
簡単に言うとそれらの数値つまり、マルチグレードは「使用できる気温の範囲」の目安になっているということなのです。

低温時粘度の数字が小さいほど、寒冷地でもオイルの硬化が少ないという事で、高温時粘度の数字が高いほど気温が高くてもオイルの粘度が維持されるという事です。

マルチグレード

エンジンオイルは寒くなると硬くなって、熱くなるとサラサラになります。
なのでエンジンを快適に駆動するためには、寒くても固まらず、熱くても粘り気と油膜を維持することのできる性能のあるオイルが求められるのです。

一般的には、使用可能な気温範囲が広いオイル、低温時や高温時でも対応できるオイルほど、高性能・高価になる傾向にあります。
(※あくまでも一般論で、全てが当てはまるわけではありません)

エンジンオイルの選び方

ベースオイルの選択は、もちろん大切で、走行の仕方によってベストなベースオイルの選択は基本中の基本です!
まあ、そうはいっても予算の都合もあるので、それほどムリする必要はないです。

で、基本的に選び方の最も重要なポイントは、ズバリ、「粘度」です。
車種によって推奨のオイル粘度が違くって、通常、新車や中古車にもついている場合がありますが、サービスマニュアルや取扱説明書で確認してそのバイクのメーカーが推奨しているオイルを使うのが一番適切でおすすめの選び方です。

【一般的な粘度】

10W-30または10W-40が一般的で最も使われている粘度です。
ショップに行くと分かりますが、国内メーカーの純正オイルも10W-30か10W-40が中心のラインナップになっていますよ。

例外的には北海道など、寒冷地の真冬では気温も油温も低くなるので低温粘度が0Wや5Wを使ってみるのがいいです。
また、真夏のサーキットやレースなどを走らせる続ける場合は、高温粘度が40や50のものに入れ替えるという選択もアリです。

下の画像は、僕のカワサキZ900RSの取扱説明書のオイルのページです。
推奨オイルの粘度は「10W-40」となっています。

エンジンオイルの交換について

初心者ライダー向けなので、丁寧に解説させていただきますね。
オイルは、消耗品ですので、定期的にまたは走行距離のより交換しないと、エンジンが壊れます!

《交換が必要な理由》

① 経年劣化で粘度がなくなってしまう=潤滑や密閉に支障をきたす
② 走れば走っただけ汚れる=洗浄機能がなくなる

《交換するタイミング》

これです!というのは残念ながらないのです。
バイクの車種や、乗り方、入れているオイルの種類などによって変わるからです。

そこで、最も指針というか、目安として参考にしてほしいのが、ご自身のバイクの取扱説明書に書いてある「メーカー推奨の交換時期」ですので一度確認してみてください。

取扱説明書が無い場合は、ググってみると大体は、ヒットすると思います。
まあ、それも面倒だったりググっても見当たらない場合、一般的に「3000km~5000kmに一度」または「半年に一度」がエンジンオイルの交換の目安と言われてはいますが、普通の走りであれば、5000kmまたは半年と思っていて間違いないでしょう。
とにかく安全に走行するためには、走行距離が少なくても半年、短期間でも5000km走行したら交換をしましょう。

僕の、バイクの取扱説明書には、「6000Kmまたは1年以内」とありますので、大型(900)で新しめ(2019)のバイクは、少し走行距離も期間も長くてよくなっているようです。

おすすめ バイク4サイクルオイル

《化学合成油》

《部分合成油》

《鉱物油》

エンジンオイルの規格については、コチラ⇩をみてください。

バイク エンジンオイルの基本解説

タイヤについてのおはなし

正直、バイクのタイヤってあんまり深く考えたことないのよね(笑)
でも以前、久しぶりに乗ろうとおもったら後ろのタイヤがふにゃふにゃになっていて焦ったわ!
ガソリンスタンドまで引いて行って汗だくになって大変だったわね。

タイヤって唯一、直接に見れて、触れて簡単にメンテナンスできる、いやいやいやチェックしないといけないのもなんだよ。
実は、なにより大切なものかもしれないので、かんたんにその理由や働きについて解説するね!

タイヤは、いうなれば自分のいのちを預けて走ってもらっている大切なものです。
そういう、僕も何回か、スリップでコケて九死に一生を…という事がありました。
ホント運がよかったのだと思います。

もしそこに対向車が来ていたら、もし後続車がダンプカーで急ブレーキが間に合わなかったら…
そう考えるとゾッとします。
侮るなかれ‼ タイヤのおはなしをするのでじっくり読み込んでください。

  • タイヤサイズについて
  • 空気圧について
  • 空気圧の低め・高め、それぞれの特徴

  • 走行環境ごとのベストな空気圧とは?

  • タイヤのトレッドパターンについて

タイヤサイズについて

バイクのタイヤを選ぶとき、安全な走行(命を守って楽しいライディング)のために、大切なことはタイヤサイズです。

僕のバイクのメーカー取扱説明書を見ると、

タイヤサイズ:120/70 ZR 17 M/C(58W)
180/55 ZR 17 M/C(73W)

と書いてあります。

ぱっと見、なんのこっちゃかわかりませんよね(笑)
暗号みたいになっているのですが、タイヤについての色々な情報をなるたけ短く表記しているのです。

《タイヤ表記のカンタン解説》

120/70 ZR 17 M/C(58W)を例に暗号を紐解きましょう!

120:タイヤサイズ

タイヤの一番太いところの幅で単位はミリ(㎜)

70 :扁平率

タイヤの断面幅に対する断面高さの比(%)で、どれだけ平らに近いかという数値を示しいる。
扁平率が低いほどタイヤが平らになりタイヤの高さが低くなる。

ZR :タイヤ構造

「R」はラジアルを示し、「ZR」はラジアル構造で240km/hを超えるタイヤのみ「R」の前に「Z」をつけて表示する決まりになってる。

17 :リム径 (インチ)

そのタイヤに適合するホイールのリム径のことで、表示単位はインチで、タイヤの内径ともいえる。
円の直径の「径」をイメージすると分かりやすいですね。

リムとはホイールの一部で、タイヤを保持する輪の部分のこと。

M/C :モーターサイクル用表示

乗用車用タイヤとの混同を防ぐ目的で、リム径の後ろに表示される。
“M/C”=欧米ではオートバイは、モーターサイクル (motorcycle) 呼ばれている

(58) :荷重指数

ロードインデックスといって、規定の使用条件で、そのタイヤに負荷できる 最大負荷能力を示す指数。

(W):速度記号

規定の使用条件で、そのタイヤが走行できる 最高速度を示す記号。

空気圧について

バイクで走るとき、機動性や燃費ももちろん大きく影響する要素ではありますが、安全な走行(命を守って楽しいライディング)のために、大切というよりは、超大切なことはタイヤの空気圧です。

僕のバイクのメーカー取扱説明書を見ると、

タイヤ空気圧:250kPa(2.50kgf/㎠)
290kPa(2.90kgf/㎠)

と書いてあります。

タイヤサイズと同様、ぱっと見、kPaなんて何の単位なのか、さっぱりわかりませんよね(笑)
まあ、単位もさることながら数値がとても大切なのです。

《タイヤ空気圧の単位》

kPa (キロパスカル)

現在主流となっている、空気圧(圧力)の単位。
これは、国際単位系の定める圧力・応力の単位で、現在生産されているタイヤには、このkPaで所定の空気圧を表示することが、ISOという国際標準化機構によって推奨されている。

kgf/㎝2 (キログラム/平方センチ)

メートル法の度量衡法を使っている国で、よく使われている圧力単位です。
日本では、タイヤ空気圧も、「〇キロ」というふうに表現されることがほとんどなので、僕のバイクの取り扱い説明書のように、kPa単位の脇に( )カッコつきで表示されている場合が多い。

kPa (キロパスカル)とkgf/㎝2 (キログラム/平方センチ)の換算について

1 kgf/cm2 = 100 kPa で換算

※ kPa をkgf/cm2に換算厳密するには、重力の加速度の関係で、98で割ったものがより近似値となるが自動車のタイヤの空気圧は、この計算でOKす。

《タイヤの空気圧は、だまってても減少します⁉》

タイヤの空気は分子レベルではタイヤのゴムを通過して抜けてしまいます
そのため、特にパンクや亀裂、異物が刺さっているなどの異常がなくても、自然といつの間にか空気が抜けていってしまうのです。

自然空気漏れで減少する空気は、1ヶ月でタイヤ全体の約5%と言われています。

例えば2.9kg/cm2のタイヤなら、2ヶ月で10%で0.29kg/cm2の空気が抜ける計算になります。(2.9×0.05×2=0.29)

《タイヤの空気圧は、どのくらいの頻度でチェックすべき?》

バイクのタイヤの空気圧は、乗り方、好みにもよりますが、基本的にはメーカーが提示している適正気圧のプラスマイナス10%での範囲と思っていてください。
それ以上でもそれ以下でも、安全な走行という大前提の楽しみ方ではなくなってしまいます。

なので、自然に空気が漏れる1ヶ月で約5%で、気付かないうちに異物が刺さっているなどの異常がある場合のあるので、それらを踏まえて言えるのは、少なくとも「月に一度」のチェックをしましょう。

《タイヤの空気圧をチェックするタイミングはいつ?》

チェックは「タイヤが冷えているとき」に行ってください。

その理由は、タイヤが暖まっている状態だと熱膨張で空気圧も高くなっているので正確な数値の測定ができないからです。

ガソリンスタンドでガソリンを入れるついでにコンプレッサーで空気圧をチェックするのもいいですが、できればこれから走る、ツーリングに出発する前にチェックしましょう。

また、たとえその時にガソリンを入れなくても近くのスタンドで馴染みになっていれば、文句も言われないでしょうし、帰りにガソリン入れるからね~っていえば大丈夫‼(たぶん)

空気圧の低め・高め、それぞれの特徴

《低めの空気圧の特徴》

タイヤの外部に対する張りが弱くなり、タイヤが変形しやすくなる

〇路面に対するタイヤの食いつきがよくなり、グリップ能力が上がる。

✕設置面積が大きくになるので路面の釘やガラス片などの鋭利な物が刺さりやすくなる。
✕接地面積が大きいと車体を動かす動力も増えるので燃費が低下する。

《高めの空気圧の特徴》

タイヤの張りが強くなり、路面に対する接地面積が減る

〇燃費が上がり、消耗部品であるタイヤの減りも少なくなる。
〇ハンドリングも軽快で軽いものになる。

✕タイヤの抵抗が少なくなるのでグリップ能力が弱まる。
✕タイヤの抵抗が少ないので停車時や減速時はブレーキを強めに、早めに握る必要がある。
✕タイヤが劣化してきた時など段差などの走行中の衝撃でタイヤがバーストする危険がある。

走行環境ごとのベストな空気圧とは?

《峠を走るときの空気圧》

 

峠を走る時のタイヤの空気圧は、適正空気圧かそれより少し低いくらいがベスト

タイヤの広い接地面積によるグリップ能力は、発進時や減速時に路面をしっかりととらえてくれるので。

《サーキットを走るときの空気圧》

 
サーキットで走る場合は、適正空気圧より10%程度下げるのがベスト
 

普段走行より速度が上がるのでタイヤに加わる摩擦で温度高くなって膨張するので自然とタイヤの空気圧が上昇すると、車体が弾んだり、接地感が感じずらくなることがあり、運転中に不安になる場合があるので。

《高速道路を走るときの空気圧》

高速道路での空気圧は、適正空気圧の10%程度上げるのがベスト

これは長距離走行のための燃費改善と、空気が自然に減ることに対する空気圧の低すぎを防止するためです。

特に空気圧が低いとタイヤの表面が波打つ「スタンディングウェーブ現象」というものに陥り、最終的にはタイヤが破裂するので、特に高速道路でのロングドライブでは、事前のチェックを必ずしましょう。

4輪の自動車は、一本位、バーストしても、自分の身体自体は、早々怪我をすることは少ないと思いますが、2輪のバイクは、確実に転んで大怪我をしちゃいます。

タイヤのトレッドパターンについて

《トレッドパターンとは》

そもそもトレッド(tread)とは足元という意味の英語で、車両としての意味としては、左右のタイヤの中心間距離という意味とタイヤの地面との接地面という2つの意味があります。

当然、ここで説明するのは、後者のタイヤの地面との接地面のことです。

ですので、トレッドパターン(tread pattern)とは路面と接するトレッドに刻まれている溝のパターン(模様)の事。

デザイン性もこだわる人には大切ですがタイヤの重要な機能である走る、止まる、曲がるそして衝撃を吸収して緩和する機能にとても大きな影響を与えるのがトレッドパターンなのです。

《溝はどうしてあるのか?》

1番は、水はけのためです。
雨などで道路に水があると、道路とトレッドの間に水が挟まれることになりますよね。
聞いたことが、あるかもしれませんが、そうすると「ハイドロプレーニング現象」といってタイヤが空回りしてしまい、スリップしてしまうからです。
2番目に衝撃を吸収緩和するためです。
我々が走行する道路は、サーキットと違いいろいろな石、砂利などの障害物がありそれらを緩衝するためです。
 
3番目は直進安定性とグリップ力を強めるためです。
 

《トレッドパターンの基本的種類(二輪)》


実際の市販されているタイヤのトレッドパターンは、上記の基本的なパターン以外にも
リブ、ラグ、ブロックの基本的な機能を活かしてそのタイヤの目的に応じたパターンを組み合わせているのです。

デザイン性、メーカーのこだわり、個性そしてトレッドパターンの重要な機能であるウエット路面での排水性です。

排水性とグリップ性もその性能を最大限に求めてそれぞれのメーカーが開発をしています。

昨今ではITはもちろん、AIなのでも研究を繰り返しているようで、新商品のトレッドパターンをショップで見るだけでもわくわくします!

まとめ 相棒のことをちゃんと知って大切に乗りましょう!


バイクの心臓ともいえるエンジンからの動力を適切に、安全に伝える【ミッション・オイル・タイヤ 走行編】の解説は、いかがでしたでしょうか?

なるべく簡単に…を心掛けて説明しましたが、それでもかなりの文字数になってしまいました。

自分の大切な相棒の基本的なことを知っておくということは、人間同士のつきあいと同じで、大事な愛車に安全かつ長く乗り続けられるためには必要であり、相棒に対してのマナーだと思います。

自分が好きなこと、興味があることを通して、「気分や気持がちいい」「幸せだ」「スゴイ、感動~」「おお、ビックリ」「あっ、そうなんだ~」などと思うことが、ココロにとっての栄養じゃないかなあと僕は思います。

栄養をあたえれば、大きく、強く、たくましくなりココロの健康につながるのだと信じています。
あなたにもできるだけ、栄養をココロに与えらる工夫と行動をしてみてほしいです。

心身ともに健康になるために。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!