日本の歯科矯正は、アメリカなどと比べると50年遅れているといわれています。
おとなりの韓国では、歯並びがわるいと子供の時に矯正をするらしく、それが当たり前というか普通のことのようです。
確かに、僕も何度が韓国にいったことがありますが、八重歯があったり出っ歯な人は見たことがありません。
外見でのコンプレックというのもそうですが、かみ合わせが悪いことによる頭痛などもあるようです。
実は、僕の娘が歯科矯正をやりたいと言い出し、現在進行形で歯科矯正をしている最中なのです。
何件か一緒にカウンセリングにも同行し、本当にいろいろと調べました。
年単位での長期間もそうですが、高額な費用が掛かりますし、エネルギーを摂取する口、歯の治療なので真剣に徹底的に調べたので是非参考にしてください!
けっして安いものではないですし、口に異物を入れるというのあので、必死に調べたたし、会社の産業医、かかりつけの歯医者さんなどに教えていただことを記事にしましたので、興味があっても無くても一度は見ていただけると人生観、変わる……かも!?
知っているようで知らない!歯の矯正とは
歯の矯正とは?
上下の歯が、きちんと噛み合わないので、その原因である悪い歯ならびや噛み合わせを、矯正して、うまくかみ合るような、きれいな歯ならびにすることです。
そして、その矯正をする治療が「矯正歯科」なのです。
「矯正」なので、原因となっている歯を抜いて差し歯にしたりすることは「矯正歯科」ではやりません。
ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置をつかって、歯やアゴの骨に力をかけて少し実時間とともにゆっくり、じっくりと歯ならびと噛み合わせを整えていくのです。
歯の矯正、なんでするの?
僕もそうなんでが、美容整形的な考えで、歯並びをきれいにすることって思っていませんか?
もちろんそうなんですが、実は、もっと切実なこともあり、なので「矯正歯科」と呼ばれていることでわかるように歯医者さんでやることなのです。
歯がふぞろいだったり、上下の歯ならびがちゃんと噛み合わない状態のことを専門的には「不正咬合」といいます。
基本的には、その「不正咬合」が治すために歯の矯正をするのです。
不正咬合だったら、どうなんだろう?と想像してみてください!
- むし歯になりやすい
- 歯槽膿漏になりやすい
- 口臭の原因になる
- アゴの関節に負担をかける
- 歯を折ったり、ケガしやすい
- 食べ物がよく噛めない
- ことばが明瞭でなくなる
- 外見的なコンプレックス
これらは、そのままにしておいても自然治癒は決してありません。悲しいけれど….
それどころか、放置するとだんだんと程度がひどくなってしまいます。
すべてが、身体的健康を損なってしまうばかりか、最後に赤字で示したコンプレックスで精神的にもやられちゃいますよね。
といか、それがホント、大きなウエイトをし占めるのかもしれません!
矯正治療をしたほうがいい症例
では、具体的にはどんな症状のときに治療をしたほうがいいのかを示したのが下の症例です。
上顎前突(出っ歯) | 下顎前突(受け口) |
すきっ歯 | そうせい(乱ぐい歯・八重歯) |
過蓋咬合 | 開咬 |
交叉咬合 | |
歯列矯正の方法(タイプ)について
最初に言っておきますが、不揃いの歯の列を整えるためにはそれだけ整えられる隙間が必要になります。
基本的にはどのタイプでも矯正するための隙間をつくるため上下最大4本の抜歯が50%以上の割合で行われているのが実情で一般的なのです。
その人の歯並びの状況にもよりますが、うちの娘も4本抜きました。
そのような下準備をつくって初めて矯正ができるという事を知っておいてください。
歯列矯正に使用する器具について
歯の矯正というと、金属製のブラケットと呼ばれる矯正器具をつけるイメージがありますよね。
でもそれ以外にも白や透明のもの、樹脂性のもの、ブラケットではなくマウスピースを使う矯正方法などもあります。
矯正方法の種類と、それぞれの器具をご紹介します。
器具と矯正方法一覧
矯正方法 | イメージ | |
---|---|---|
ワ イ ヤ | 表 側 |
金属 | |
クリアタイプ | ||
ワイヤー裏側 | ||
マウスピース矯正 |
表面ワイヤー矯正について
歯列矯正のイメージそのままに、金属製のブラケットをワイヤーで歯の表側に装着する矯正方法。
金属製ブラケットのほかに、セラミック製やプラスチック製で白や無色透明の“審美ブラケット”と呼ばれるものもあり見た目が気になるかたの需要が高いようです。←うちの娘はコレです。
見た目が目立ちにくくなりますが、金属製に比べればやや耐久性は劣ると言われていますが。
裏面ワイヤー矯正について
歯の表面ではなく、歯の裏側にブラケットを装着する矯正方法。
矯正器具が見えないことが最大のメリットなので、歯列矯正中であること自体を人に知られたくない方やサービス業や接客業などの方におすすめです。
舌が触れるので異物感・違和感が気になりますが慣れれば気にならなくなるようです。
ただ、費用は歯の表側に取り付ける場合よりも相当、割高になります。
ですので気になる部分だけなど部分矯正して費用を抑えるという方法もあります。
マウスピース矯正について
歯並びに合わせて透明のマウスピースを製作し装着する矯正方法。
透明なマウスピースは目立ちにくこと、外して食事や歯磨きができるのでワイヤー式に比べると虫歯や歯周病のリスクが断然に少なくなります。
ただし、歯にかかる力がワイヤー矯正よりもゆるやかなので治療期間は他の治療方法よりも症例によっては長くなることもあります。
1日に20時間程度のマウスピースの装着が必要なのでそれができない環境、状況の方や面倒くさがりの方は効果が薄いでしょう。
ただ、残念ながらこの矯正ができない歯列もありそれは、下記の通りです。
マウスピース矯正ができない歯
- 前後に重なって永久歯が生え揃ってしまった人
- 下顎が前に出てしまう反対咬合と呼ばれる噛み合わせの人
- 永久歯が斜めに並んでしまった人
※ただ、このような場合でも抜歯をすれば矯正可能な場合や、最初にワイヤー矯正をしてある程度矯正できたあとであればマウスピース矯正が可能となる場合もあるので歯科医師に尋ね、対処方法を検討してみてください。
歯列矯正方法ごとの治療期間と費用について
では、それぞれの治療方法で、どのくらいの時間がかかって、いくらくらいの費用がかかるのかを一覧ししたので見てください。
あくまでも歯列矯正にかかる一般的なもので、施設や個人ごとの程度などによって大きく異なりますのでご参考としてくださいね。
歯列矯正自体にかかる期間と費用
矯正方法 | 治療期間 | 費用 | |
---|---|---|---|
ワイヤー表側 | 金属 | 2〜3年程度 | 40〜150万円 |
クリアタイプ | 43~160万円 | ||
ワイヤー裏側 | 2〜3年程度 | 80〜150万円 | |
マウスピース | 2〜3年程度 | 70〜110万円 | |
部分矯正 | 6ヶ月〜1年半程度 | 20〜60万円 |
歯列矯正自体とは別にかかる費用
- 初回カウンセリング 無料〜1万円
- 検査・診断料 3万円~6万円
- 定期的な調整費 3,000円~5,000円
- 虫歯や歯周病の治療費(保険適用)
歯科医院と治療内容をよ~く調べて納得することが重要
ワイヤーVSマウスピース
大人でもできます!
僕もそうでしたが、矯正歯科治療は子どもの時にするものって思っている人が多いようですね。
でも大人になってからの歯列矯正は、ぜんぜんアリなんですよ!
治療後の整った歯並びになったら、この先の長い人生でいいことがたくさんあるはずです。
- 治療に対しての関心や理解力が高い
- 安定しているので直ぐに本格的な治療が可能
- 虫歯や修復歯、欠損歯が多い
- 歯周病にかかっている場合が多く治療が必要
- 歯の移動に伴い歯肉の退縮や骨の減少が起こる可能性がある
大人になってから歯列矯正をするメリットとデメリットはご覧の通りです。
悩んでいないで、歯列矯正に対しては大人だからこそ、ちょっと目を向けてみるといいですね。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正 結局どっちがいいの?
矯正装置としてワイヤー矯正とマウスピース矯正について、その特徴や違い、メリット・デメリットを一覧で解説します。
比較 | ワイヤー | マウスピース |
---|---|---|
費用 | 40〜160万円 | 70〜110万円 |
見た目 | 表✕ クリア系△ 裏装着◎ |
◎ |
制限 | ほぼ可能 | 制限あり |
装着痛 | 直後、調整後は痛みある 口内炎、傷ができる場合もある |
少ない 口内を傷つけることもない |
治療期間 | 2年〜3年程度 | 2年〜3年程度 |
通院頻度 | 3~4週間に1回 | 1〜3ヵ月に1回 |
食事の支障 | 粘度がある食べ物はNG 硬いもの、葉物野菜は要注意 |
取り外し可能なので問題なし |
虫歯、歯周病 | リスクは高まる | 外して歯磨きするので問題なし |
自己管理 | 不要 | 毎日20時間以上の装着必要 |
いかがでしょうか?
僕個人的には、マウスピースがいいですね。
だって、食事のときや歯磨きの時は外せるし、ガムも噛めますしね。
うちの娘はマウスピースでは矯正できなく、クリアータイプのワイヤー表矯正をしています。
最初のことは違和感やブラッシングなどでちょっと辛かったようですが、もう慣れたようです。
まあ、面倒くさがりなので、こちらワイヤータイプで正解だったと親は思っていますがね(笑)
本記事はあくまでも中立な視点でまとめていますが、個人的にはマウスピースで矯正できるならマウスピース一択だと思っています…
うえの一覧は、あくまでも一般的な内容ですが、可能であればマウスピース矯正が良いと思いますし、僕がするなら間違いなくマウスピース矯正を選びます。
マウスピース矯正ができない場合の歯列はうえの「マウスピース矯正について」で示しているので見てみてください。
矯正歯科医院の選び方
できるだけ不安なく病院を選ぶためのポイントを説明するね!
- 歯医者さんの資格で選ぶ
- 実績、症例数で選ぶ
- 検査・診断環境で選ぶ
- 明確な費用・治療期間の明確提示で選ぶ
- 矯正中のトラブル対応方法で選ぶ
歯医者さんの資格で選ぶ
矯正歯科という看板を出せる条件
なんと、歯科医師の免許があれば誰でも「矯正歯科」の看板を掲げることができるのです!
ですので矯正の専門技術や治療経験が不十分な医師が不適切な治療をおこなうケースが後をたたず、問題となっています。
ネットなどの口コミなどをみると特にワイヤー矯正に関してのトラブルが多く下記のトラブル事例があります。
・一月に装置が5回も外れた
・歯茎が下がってしまった
・歯茎にワイヤーが刺さっていた
・痛くて辞めるため 外す時に前歯がかけた
・神経壊死して差し歯になった
ですので、けっして「矯正歯科」の看板やホームページだけで矯正歯科を選んではいけません!
だから、ちゃんと資格をもっている先生なのかを確認することが重要です!
日本矯正歯科学会認定医がいる歯科を選びましょう。
さらにその認定医のなかでもさらにレベルの高い試験に合格した臨床指導医という資格をもった歯科医師もいます。
個人的には、その矯正歯科医の最高峰である臨床指導医のいる歯科でその先生にやってもらいたいですね。
ただし、その臨床指導医は、全国で363名しかいませんので、通える医院があるかどうかをチェックしてください。
ちなみに2020年12月時点の日本矯正歯科のホームページでの状況が下記のとおりです。
・全国の歯科医・・・約10万人
・日本矯正歯科学会会員数・・・約7,000名
・認定医・・・3,349名(3.35%)
・臨床指導医・・・363名(0.36%)
認定医、臨床指導医のいる医院の調べ方
こちらから、認定医・臨床指導医のいる医院や、全国の地域からも検索が可能です。
実績、症例数で選ぶ
ちゃんと、症例数、実際のビフォーアフターを提示出来ているかを確認してください。
症例数に関しては、専門医院であれば年間100件以上が目安でしょう。
口コミなどは、参考程度に見ておいたほうが無難です。
カウンセリングは多くの歯科医院では無料ですので、そのところを確実に聞いてください。
ネットに出ていてもかまわないので必ず直接に効いたほうがいいです。(ネットにはなんとでも書けるので)
そして、聞きずらいですが、コチラも相当な出費をするので、トラブルなどの有無も聞いちゃってください。
自信をもって正直に答えられるかも今後長付き合いをするうえでその誠実さの見極めが大切ですので。
検査・診断環境で選ぶ
まずは、検査設備を確認
矯正治療をする前には、必ず有料の精密検査をしなければなりません。
それをすることで治療の方向性や、マウスピース矯正ができるのかどうか、抜歯が必要かなどなを判定するのです。
ですので、矯正医の視診をちゃんと行うことは当然ですが、レントゲン撮影、歯型の模型採取、3Dでの診断、マウスピース矯正をするときには必要な歯型を取る光学式口腔内スキャナー(3Dスキャニング機器)で検査できる設備があるかを確認することが重要です。
最初の無料カウンセリングでそのトコロの話がされないでしたら、こちらから質問してみてください。
まあ、その説明がない時点でちょっと心配ですが。
次に、院内の環境を確認
医院内の設備を確認しましょう。
外観、内観が清潔感があるか?
先生や、歯科助手、スタッフなどの清潔感や言動のきもちよさも重要です。
さらに、患者さんの込み具合や予約状況などもチェックポイントです。
明確な費用・治療期間の明確提示で選ぶ
あいまいなものではなく、ちゃんと矯正治療費の内訳や治療期間が明示できる医院を選んでください。
矯正治療は装置の費用の他に追加費用が発生することが多くそれだけトラブルになることも多いのです。
ですのでその他追加費用の内訳や費用も最初にちゃんと明示するかということがポイントです。
それは通院時の調整料や再診料、器具が外れてしまったとときの修復や交換などについてはどうなのかなどです。
同時に住なことが治療期間の提示です。
日本矯正歯科学会の認定医以上であれば、おおよその治療内容や期間がこたえられるはずです。
トラブルにならずに納得して治療するには「何にどれだけかかるか」ということを事前にもれが無いように確認することが大切です。
矯正中のトラブル対応方法で選ぶ
特にワイヤー矯正の場合などは、やっぱり繊細な器具をワイヤーで凹凸のある歯に付けているのでどうしても一部が外れてしまったり、口内炎など、慣れるまでトラブルがつきものです。
そのようなとき、どのように対応してくれるかという事も大きな歯科医院を選らぶポイントです。
・医院の休日(連休が多い)
・トラブル時の連絡方法(TEL、ライン、メールなど)
・対応速度(予約、即時)
・場所(限定、提携先OK)
・対応時間(営業時間内のみ、休日OK)
・対応してくれる人(常勤、非常勤、歯科医師、歯科衛生士)
☆コチラが困っているときにいかに柔軟に早く対応してくれるか、患者側の立場でのメンテナンス体制をとってくれるかを確 認しましょう。
まとめ
歯列矯正は始めたら2〜3年はかかる長期の治療でしかも治療費も高額です。
安心して矯正を受けるためにも失敗しない歯医者(歯科医院)選びがとっても重要です。
うえで説明した5つの7つのポイントを意識して探してみてください。
なかでも特に重要なのが、最初に書いた「資格で選らぶ」です。
歯科医の中でも約3.35%しか持っていない認定医以上の資格をもっている歯科医にやってもらえるかが最重要です。
その歯科医から選んでいけばまず、失敗するリスクは少ないでしょう。
もちろん、うちの娘の治療も認定医の資格を持っている専門医にしていただいています。
(本当は、臨床指導医がよかったのですが、通えるエリアにはいなかった)
そうすれば安心して通える歯科医院が必ず見つかるはずです。
まとめ キレイな歯並びで笑顔がステキ 健康的な生活を楽しもう!
メリットがいっぱい!
「きれいな歯並び」っていうだけで、素敵ですよね!
何がいいかって、やっぱり、見た目ですよね!
間違いなく僕はそこだと思います。
軽薄そうかもしれませんが、でもそれって、ほんとうはものすごく大事なことなのです。
この記事で説明した「歯列矯正」へ進むためには、口腔、つまり口の中の環境を整える必要があります。
そうするとむし歯や歯槽のうろう、歯肉炎、口臭などを整え、だべ物にも気をくばるよになります。
ご察しのとおりそうするとカラダが健康になります。
土台ができたうえでの歯列矯正なので、さらにかみ合わせもよくなりよ適切なだべ物の摂取も出来るようになります。
さらに、顔のバランスしいては姿勢もよくなります。
綺麗な歯並びになったら…
間違いなく、笑顔が素敵になるでしょうね!
コンプレックスが解消されつことによって普段の生活環境、そして性格も明るくポジティブになることでしょう!
物理的に治療でき、費用的にゆるせるのであれば、間違いなく「アリ」だと思います。
うちの娘は、自力でローンでやっていますが、定期的な調整のたびに少しづつではありますがきれいになっていく自分の歯がとても嬉しいようです。
気分の良くなるのでしょう、歯科の帰りは必ずスイーツを買ってきてくれます(笑)
冗談ではなくって、人生が変わっちゃうくらいの行動変化にがあるかもしれません。
娘を見ていてそう思います。
少しでも悩んでいたりコンプレックスをかんじているのであれば、自分に投資しることにより自分を健康、元気にそして自分が好きになることのできる一つの手段として、是非この記事をご参考にしていただき、トライしてみてください。
そして心身ともに健康な毎日をおくりましょう。
健康マインド‼