墓じまいについていろいろと調べましたので、紹介しますね。Twitterアカウント
父も数年前になくなって一人、お墓に入っているのですが、雪深いそのお墓のある地には、縁者は、だれもいなくなっていました。
どうしたものか、と子供たちで話し合い、とても寂しい気持ちはあるのですが、墓じまいをするという結論になりました。
墓じまいといっても、なんのこっちゃ???とおもっていらっしゃる方、僕と同じような境遇のかたの少しでも「見地」になれればいいなあと思いこの記事を書くとことにしました。
先のことかもしれませんが、”そういう方法もあるんだなあ”程度でも結構ですので、じっくり読んでいただければ嬉しいです。
目次
墓じまいとは
墓じまいとは
墓じまいとは、今ある、お墓に納められている遺骨を取り出して、墓石やを撤去して墓所を更地にすることです。
いわゆる、お墓であった墓所を墓所ではなくすことですね。
墓地などの場合は、その使用権を返還することになります。
増えている墓じまいの理由
僕の家系のように単純にお墓を守って継ぐ人がいないというケースもありますが、「子どもに負担をかけたくない」と次の子供たちの世代への気づかいで、墓じまいを検討されている方が増えているのです。
もっというと、近年、少子高齢化・核家族化が進んだことや宗教観の変容によってお墓に対する考え方も変わってきているようです。
<墓じまいをする主な理由>
- お墓を守り、継いでいく人がいない。
未婚で生涯独身、子どもがいない夫婦などの理由で、お墓の承継がで不可能。 - お墓が遠方でなかなか行けない。
就職、転勤、結婚などで故郷を離れると、お墓参りをする頻度が次第に減り、守っていくことが難しい。 - 高齢になったのでお墓参りに行けない。
外出が困難になって墓参りに行くことが難しい。 - 夫婦それぞれの実家のお墓を守るのが大変。
一人っ子の長男・長女同士が結婚すると、両家のお墓を守っていくことの負担が大きい。
墓じまいの具体的なながれ
墓じまいの供養のしかた
墓じまいは、元の墓所を更地にして終わりではないのです。
元のお墓から取り出した遺骨は、どこかに納めなくてはなりませんよね。
墓じまいを行う方の場合は管理費のかからない永代供養墓に納められることが多いようです。
遺骨を収蔵する納骨堂や、自宅に置く自宅供養もありますが、家族への負担が多いです。
この記事では、それ以外の遺された家族の負担が少ない供養方法についてみていきましょう。
永代供養について
後継者が不在となる故人を供養するために考案された埋葬方法。
遺骨はひとつの墓地にまとめて埋葬して故人の供養からお墓の管理まで、寺院・霊園が全般的に引き受けてくれる。
お墓を用意する必要がなく墓石代、管理費は、契約時にすべて支払っておくことができて次世代の子どもたちに費用面で迷惑をかけなくてすむ。
管理は寺院や霊園スタッフに一任でき、多くの施設はアクセスしやすい場所に立地しているので行き来がしやすく交通費も抑えらる。
- 供養墓はあるが個別に参拝するための墓石がない。
- 合祀されるので個別にご遺骨を取り出すことができない。
- 合祀後、ご遺骨を他人の遺骨と一緒に埋葬される。
納骨堂について
納骨堂とは遺骨を収蔵する屋内型施設のことです。
遺骨を土に埋めないことがお墓と納骨堂の大きな違いで利便性の良い場所に建てられている場合が多くて通いやすさが特徴です。
以前、納骨堂は一時的なお骨の安置場所とされていましたが、現在ではお墓の代わりとして利用される方が増えているようです。
基本的に室内収蔵なので天候や季節に関係なく、いつでも参拝ができる。
また、お墓と違って個人管理の必要がなく、継承者がいなくなっても、永代供養をしてもらうことが可能です。
- 混み合う時期は参拝に並ばなければならない。
- 埋葬スペースが狭く手狭に感じてしまう。
- 管理費用が、けっこう高額。
樹木葬について
墓石でなく自然の草木のもとに遺骨を埋葬する埋葬方法。
自然の山林を利用する場合と霊園に墓石代わりの草木を植樹する方式の2つのタイプがある。
「自然の草木に囲まれて眠りたい」といった自然志向をお持ちの方も多く、そうした希望を持つ人たちに合う供養方法です。
墓石代がかからないので、経済的な負担も軽くなる。
埋葬場所の管理体制が整っていれば、お墓の後継者がいなくても埋没したり風化してなくなる心配もない。
- 遺族や親戚の理解が必要になる。
- 里山型の場合、お参りまでの距離や労力がかかる。
- 合祀の場合、一度埋葬すると取り出すことができない。
海洋葬について
遺骨を海に散布して故人を供養する葬送方法。
遺骨は、法律にしたがって細かく粉砕してから海にまかれる。
施設によっては一部を分骨してから残りを散骨する場合もある。
「海に還りたい」という故人の願いに応えられる方式です。
永代供養つきの海洋葬であれば、散骨した後、分骨しておいた遺骨を永代供養墓に納骨することも可能。
- 遺族や親戚の理解が必要になる。
- 散骨後は墓参りや献花ができない。
供養タイプ比較
どこに頼めばいいの?墓じまいと納骨
墓じまいのとき、どこに頼んだらいいのかって、普通はよく知らないですよね?
実際、僕がその立場になってよくよく調べてみました。
その供養を専門に扱っている業者、葬儀だけでなく供養も合わせて実施している業者(会社)がもあればなんと供養や墓地の総合コンサルティングを行っている業者(会社)もあるのです。
さらに驚いたことに、実に多くの業者(会社)が存在しているのにはびっくりしました。
墓じまいにあたっての大切なこと
・最終見積もりを算出するうえで、必ず現地を確認する。
・墓石の解体においては「魂抜き」や「遷仏法要」を行ってから作業する。
・撤去した墓石は、産業廃棄物として適切に処理する。
この3つを適切に実行している業者かを必ず確認して依頼するようにしてください。
特に「魂抜き」、「遷仏法要」をしないで作業的にちゃっちゃと行うような業者は、避けましょう!
墓じまいから納骨までの専門業者について
アットセル株式会社
霊園・墓地検索サイトのURLはここ
永代供養 〇 全国1352件
樹木葬 〇 全国411件
海洋葬 ✕
株式会社墓地ナビ
墓地ナビの散骨想サイトのURLはここ
永代供養 ✕
樹木葬 ✕
海洋葬 〇 相模湾沖、横浜沖、ディズニー沖、葉山沖
森林葬 〇 関東近郊の山岳で法律や条例で規制されていない国有林(国立公園)
株式会社美匠
株式会社 霊園・墓石のヤシロ(関西)
霊園・墓石のヤシロのURLはここ
永代供養 〇
樹木葬 〇 いろいろなタイプあり
海洋葬 ✕
葬祭トータルのあっせん業者
基本的には、このような業態の会社はインターネットによる葬儀あっせんビジネスの運営をしています。
あくまでも、あっせん業者ですので、実際の式の運営や、実務は、それぞれが専門の委託業者(〇〇典礼などなど)です。
株式会社ユニクエスト
小さなお葬式のURLはここ
永代供養 〇 全国
樹木葬 〇 全国
海洋葬 〇 15カ所 東京湾、小樽、小名浜、大洗、駿河湾、南紀白浜(和歌山)、伊勢志摩、大阪湾、若狭湾、博多湾、天草灘、鹿児島湾、沖縄本島、石垣島
ちなみに僕の実母も義母も下に紹介している「小さなお葬式」のお世話になりました。
ココを通すか通さないかによって数十万円~数百万円も違ってきますよ!
以前に書いている下の記事を参照してて不要な出費をされないようご注意してください!
お葬式でのこと、情報共有します。知らなかったら77万円損してた!
株式会社終楽
涙そうそうのURLはここ
永代供養 〇 全国
樹木葬 〇 9カ所
海洋葬 〇 6カ所 東京湾、伊勢志摩、大阪湾、松島湾、志布志湾、鳥取県西部沖
この業者もトータル葬送サービスプラットフォームをうたっています。
株式会社 鎌倉新書
いいお墓のURLはここ
永代供養 〇 全国
樹木葬 〇 全国
海洋葬 ✕
こちらのサイトを運営している株式会社鎌倉新書は、東証一部上場(証券コード:6184)の会社でので信頼度が高いと思われます。
姉妹サイト「いいお墓-永代供養墓版-」「樹木葬なび」「納骨堂なび」「東京の霊園.com」「神奈川の霊園.com」「埼玉の霊園.com」「千葉の霊園.com」「愛知の霊園.com」「大阪の霊園.com」「兵庫の霊園.com」「寺院墓地.com」「優良墓石・石材店ガイド」も運営しています。
墓じまい~納骨 費用について
費用については、いろいろな条件によって本当にことなるので、複数の業者へ見積もりをとってまずは費用の比較をしてください。
費用の相場観について
業者によってはもちろんですが、地域、方法、セット有無によっても金額の幅が大きく異なります。
繰り返しになりますが、からず合い見積もりをとって比較してください。
(決して費用だけで決めるのではなく、扱い方、対応の仕方、口コミサイトなどを絶対に確認してください)
おおざっぱにはないりますが、大体の相場観を下で表示しますので、ご参考としてください。
墓じまいの内容別費用
永代の供養といっても永遠に未来永劫というわけでじゃあないんですよ。
一般的に33回忌までを期限としているところが多いですが、5年、10年といった短期間での契約のところもあるようです。
それぞれの供養料としての費用相場は以下のようになります。
墓石解体工事費 | 8~10万円/㎡ |
魂抜き・閉眼供養 | 1~5万円 |
離檀料(寺院墓地のみ) | 1~20万円 |
離檀料とは、寺の檀家を止めるということに直結するのもです。
檀家を止める際に、今までお世話になったお礼としてお渡しするお布施がいわゆる離檀料です。
永代供養の費用種類別
永代の供養といっても永遠に未来永劫というわけでは無いんですよ。
一般的に33回忌までを期限としているところが多いですが、5年、10年といった短期間での契約のところもあるようです。
それぞれの供養料としての費用相場は以下のようになります。
合祀墓 | 5~30万円 |
集合墓 | 20~60万円 |
単独墓 | 50~150万円 ※別途、墓石購入費用費用で50~150万円 |
永代供養料というものは、基本的には埋蔵される場所の広さ・面積と金額は比例する価格設定になっています。
納骨堂供養の費用種類別
納骨堂は基本的には屋内施設で、棚などに番号が振り分けられていて個別のスペースに骨壺が収められています。
その納められる様式の違いで主に4つの型があります。
ロッカー型 | 20〜50万円 |
位牌型 | 10〜20万円 |
仏壇型 | 50〜200万円 |
自動搬送型 | 80〜200万円 |
三回忌、十三回忌、三十三回忌など、法要の節目に合わせた利用期限の契約期間としている納骨堂が多いです。
つまりその回忌法要までは故人ごとの個別の納骨堂でちゃんと供養を行ってその後は永代供養墓など他人と共同のお墓へ遺骨をまとめて合葬するという流れが納骨堂を利用する場合の一般的な流れです。
樹木葬の費用種類別
埋葬方法は3種類、「合祀型」「個別型」「集合型」があります。
それぞれの費用相場は以下のようになります。
合祀型 | 一人あたり5~20万円 |
集合型 | 一区画あたり20~100万円 |
個別型 | 一区画あたり50~100万円 |
集合型では個別の安置期間が13年以降は合祀されることが多いです。
個別型でも永遠に個別というわけではなく33回忌をすぎると合祀されるのが一般的です。
樹木葬の費用の内訳
上記で紹介した樹木葬の費用には、以下のものが含まれます。
・墓地使用料
遺骨を安置するためのスペースに対して支払う料金です。
納骨方法とは別にその納骨エリアによっても違いがあります。
基本的には3タイプあって「都市・公園型」、「ガーデニング型」、「里山型」です。
相場観としては地代と相当で「都市・公園型」がもっとも価格的に高いです。
・永代使用料
遺骨の供養を管理するお寺などに任せるための費用です。
他にも、別途以下のような費用が掛かります。
・プレート・彫刻代
遺骨を埋葬した場所にプレートなどを設置する際の石材費と彫刻料です。
プレートの規模などによりますが、おおむね費用は2~10万円程度。
・納骨料
複数人数で一つの区画を利用する場合は、都度納骨料がかかる場合があります。
納骨料は、1人当たり2-5万円程度。
・年間管理費
霊園を維持するための費用を毎年納めます。
費用は年間5,000~10,000円程度。
海洋葬の費用種類別
海洋葬にあたっては、同一条件であれば、どの業者でも大体が同じような金額になっています。
何故かというと、そもそもが取り扱っている委託先業者が同じ(数がすくなくかぎられているから)かならのです。
それぞれの費用相場は以下のようになります。
代行型 | 5~10万円 |
乗船合同型 | 10~20万円 |
専属チャーター型 | 15~40万円 |
代行型は、遺族が乗船することなく、散骨業者に一任して散骨・海洋葬を行ないます。
乗船合同型は、2〜3組で船をチャーターして添乗員と同乗し散骨場所まで行き、ご一緒に海洋散骨を行う方法。
専属チャーター型は1組で船をチャーターして添乗員と同乗し散骨場所まで行き、海洋葬を行う方法でなので気兼ねなく遺族のみで散骨できます。
どこに頼んだらいいの? 業者選びのポイント!
故人に寄り添う選び方
第一に考えなければならないことが、その納骨の方法は、故人が望んでいるだろうか?
納得してくれるだろうか?という事です。
墓じまいしての他の方法での納骨は、それは、やまれないいろいろな事情があってのことではあるのですが…..。
山が好きだった、お花が好きだった、海が好きだった、夫婦がとても仲良かったなどなど出来るだけ故人が望む、納得できるであろう方法がとれるといいですね。
あとは、「場所」が重要です。
北海道で生まれ育った故人が、九州で樹木葬され永久に九州で土にかえるというのはどうかと思いますよね。
北海道に生まれ育ったんだけど、沖縄の海がとっても好きであこがれで、一度は行ってみたいといっていたというような故人であれば、沖縄の海洋葬は、寄り添っている方法だと思います。
ですので、そのためにも、墓じまいの際には、「魂抜き」をすることは、もちろんですが、故人の想い、縁そして遺された方々の想い、環境、経済的なことをトータル的に縁者で話し合って決めることが大切です。になったらよろしいかと思います。
その時のタイミングによる選び方
単純に今あるお墓の墓じまいをするとき
・墓じまい業者または、トータルのあっせん業者となりますね。
お墓が存在していて、本来そのお墓にはいる方がなくなったタイミングで墓じまいをするとき
・墓じまい業者または、トータルのあっせん業者となりますが、亡くなったかたの葬儀をするのであれば、トータルあっせん業者へ依頼すると割引などがある場合があるのえ、費用面的にも負担が減りますし、なんといっても手続き的にも楽ですね。
葬祭会館、〇〇クラブについて
あくまでも僕個人の見解です。
〇〇典礼、〇〇クラブや葬祭会館が、「互助会」という会員向けに葬儀や、様々な納骨も行っているところが多くあります。
ただ、こと葬儀関連となりますと、同じ葬儀、納骨なのに明らかに、上の記事で紹介した業者のほうが、料金的には良心的です。
というか、断然に経済的、安いです!
「互助会」は、冠婚葬祭向けのものですので。冠婚に対しての利用でのメリットはあると思うので、もし互助会での掛け金をされているのであれば、葬儀以外でのご利用をおすすめします。
おすすめの業者
ぼくのおすすめの業者は、ズバリ株式会社ユニクエストの「小さなお葬式」です。
ここは、トータル的に葬祭関連を全般的に受け持つ窓口となるあっせん業者ではあります。
ただし、支払いは、全てキャッシュ一括となるところがマイナスなところではありますが、それを差し引いても安いです。
あっせん業者であって実際の葬儀場、葬儀スタッフは専門の業者である〇〇典礼、〇〇会館ですのでなんら遜色はありません。
その理由は以下のとおりです。
- 電話対応が丁寧で適切
- 値段が良心的(安い!)
- NHKで紹介された
- アフターフォローしてくれる
- タイアップしている式場、業者、霊園などが多い(全国規模)
- 早割り、リピート割り特典がある
- ホームページがきれいで見やすくわかりやすい
あと、事実だからあえて言いますが、今回の母の逝去にともない、ネットで葬儀会館のページで電話を掛けたら、株式会社 鎌倉新書の「いい葬儀」の受付につながって、葬儀会館につないでもらったのですが、30分後にその葬儀会館から、「いい葬儀」さんからFAXでお寺さんの手配依頼書が届いたと僕に連絡がありました。
「いい葬儀」へは、依頼は何一つしていないのにです!
このことで余計な時間と不快な思いをしました。
まあ、たまたまかもしれませんが、やっぱり「信用」があっての業者へのお願いですからね。
まとめ
この記事では、日ごろ、頻繁には起こらない「墓じまいから納骨」というものについて、僕の経験を踏まえて実際どんなものなのかをなるべくもわかりやすく解説しました。
この記事を書いたのは、ココロとカラダの健康にもこの情報は、必要だとおもって書きました。
日本人ですから、祖先はもちろんなくなった親や縁者へ手を合わせることは、とても大切なことだと思います。
でも、その「固定された場所」へ赴くことが出来ない場合は、どうすればいいのかということを、後世につながる、つなげられる方法を考えて後々、遺された人の「負担」にならないようにするという事も現実問題として必要なことだとおもいます。
亡くなった親族のお墓のことで、今は困っていないかもしれませんが、次の世代、その次の世代のことを考えてみるいいきっかけになったのであれば嬉しいです。
そして、のちのちも心配せず気持ちいい生活を送りエンジョイしながら健康になりましょう!
kenko-mind!