効果的なサプリメントの選び方

主要サプリメントの概要

タイプと効果

種類 必須アミノ酸数 効果
BCAA 3 筋肉はつくれないが損傷を軽減、超回復の源、筋肉痛・疲労軽減。
EAA 9 筋肉をつくれる。損傷を軽減、超回復の源、筋肉痛・疲労の軽減。
HMB 0(1) 筋肉はつくれないが成長促進、修復、減少抑制。必須アミノ酸、ロイシンの代謝物
プロティン 0(9) 筋肉をつくる成分。筋肥大するなら必須。体内で9つのアミノ酸になる。

服用タイミングとお値段等

タイプ 飲むタイミング 吸収 価格
BCAA 前30分
EAA 前20分 後直後
HMB 前30分 
プロティン 後30分内 

サプリメント それぞれの特徴とアドバイス

BCAAについて(バリン・ロイシン・イソロイシン)

ジムにいるトレーニングをガチでやっていそうな人達は、トレーニング中に緑やらピンク、オレンジやら毒々しい色の飲み物をシェイカーに入れて飲んでいます。
その飲み物の殆どが、BCAAです。

BCAAは、バリン、ロイシン、イソロイシンという3種類の必須アミノ酸のことでこれらは筋肉を作っている必須アミノ酸の中で、約35%を占める非常に重要なアミノ酸です。
接代謝されるため、運動時の筋肉にダイレクトに働き、トレーニング中に壊れた筋肉の繊維の修復や筋肉疲労の軽減をしてくれます。
だから、BCAAを飲む時というのは、ガッチリとトレーニングをやる時などで自分を追い詰める時、強度が高い運動をする時などが向いているといえます。
筋トレをすることによって筋肉を損傷させて、その筋肉が48時間から72時間かけて筋肉痛を伴いながら最初より大きくなることを超回復というのですが、BCAAは筋肉の損傷を抑えながら超回復を促進する夢のような成分なのです。
BCAAは色んなメーカーから出ていますが、よく飲まれているのはエクステンドのBCAAで非常に飲みやすいです。
僕は毎回これでマンゴーネクター味が一番人気でレモンライムブドウ味は美味しくておススメですよ。

EAAについて

BCAAは3種類の必須アミノ酸のことですが、EAA、バリン、ロイシン、イソロイシン、トリプトファン、ヒスチジン、フェニルアラニン、メチオニン、リジン、スレオニンといった9種類のアミノ酸が全て配合されています。

BCAAは筋タンパク質合成の促進をさせる作用があり、トレーニング中に飲むとより筋タンパク質合成を促進できますが、筋タンパク質合成は促されません。

それに対してEAAはタンパク質が分解されたもので筋タンパク質の素材になるのです。
すでに分解されているので、消化をする必要がないため、早くて15分で血中に届くと言われてます。
ですので、トレーニング中に飲むと15分で筋肉に届き、トレーニング中に、筋肉生成の促進と筋肉分解の抑制を行うので、筋肉増強を目指す方にEAAは必須なアイテムです。
がお値段が・・・ってところですね。

その中で僕のおすすめは、マイプロテインのMYPROTEIN Impact EAA 500g プラム味です。
種類のそう多くはないEAAの中では、ポピュラーで、味も好評ですよ。

HMBについて

必須アミノ酸の1つであるロイシンから体内で合成される成分。
ではなぜHMBを摂る必要があるのかというと、ロイシンからは約5%しかHMBに変換されず、つまり1gのHMBを作るには20gのロイシンが必要なのです。

1 杯あたり 15g のプロテインに含まれるHMBの含有量はごくわずかで、HMB1.5gを 摂取する為には計算上プロテインを約 20 杯も飲まなければなりません!
ですので、 筋力アップや筋肥大を目指す全てののであれば、全ての必須アミノ酸がまんべんなく摂れていることが大前提となります。
そこにプラスαとしてHMBを併用すれば、より強靭で効果的な身体作りが可能になるということです。

その中での僕のおすすめは、バルキーの HMB POWERBOOST 90000mg 360粒です。
アマゾンでも高評価でコスパもよくてベストセラーにもなっていますので安心ですよ。

■ HMBの役割は2つ。

① 筋タンパク質合成のコントロール

  筋肉合成のスイッチを刺激し、活性化させる。

② 筋タンパク質分解の抑制

  古く不要なタンパク質を分解・排出させる回路をブロックして、筋肉が失われるのを防ぐ。

 

プロティンについて

「プロテイン」と聞くと、筋肉ムキムキの人がシェイカーで飲んでいるプロテインパウダーのことをイメージする方が多いのでは。実は、「プロテイン」とはたんぱく質のこと、つまり 「プロテイン=タンパク質」なのです。

タンパク質は髪の毛や皮膚、骨、血管など、体作りに欠かせない重要な栄養素です。
そして、人間の体はたんぱく質からできています。
スポーツをやっている人や体を鍛えている人は、体重1kgあたりにつき1.5~2g程度の摂取をすればよいと考えられています。

つまり、体重70kgの男性では140g、体重50kgの女性では100gとなり、定期的な運動をしない人よりも2倍以上の量を摂取することが推奨されています。
しっかりとバランスのとれた食事を1日3回食べることができれば、1日に必要なたんぱく質量を食事だけで摂取することはできますが、なかなか食事だけでは難しい面もありますよね。

食事から十分なタンパク質を摂ろうとすると、食品に含まれる余分な脂肪分まで摂ってしまい、カロリーオーバーになることも少なくありません。
そんなときに補助的にプロテインを飲むことで、カロリーを抑えつつ効率的にタンパク質を補充できるのです。

■プロテインの3つの効果。

① 筋肉量のアップ

筋肉を成長させる仕組みを「超回復」にかかせないタンパク質を効果的に摂取できる。

② ダイエット効果

食事と違って脂肪がほぼない。 腹持ちが良く、満腹感を得ることができる。
さらに筋トレとプロテインによって筋肉量が増えるとそれだけ基礎代謝が上がり、太りにくい体に。

③嬉しい美容効果

良質なプロテインは、髪の毛や爪、肌のターンオーバーを助け、状態を良くしてくれる効果が期待できる。

■プロテインの2つの種類。

プロテインの種類を大きく分けると、動物性と植物性の2種類になります。それぞれ異なる原料から作られているため、期待できる効果も変わってきます。

【ソイプロテインとは】

大豆からタンパク質のみを抽出して作られるプロテインで、消化・吸収がゆるやかに行われます。
原材料である大豆には、コレステロールや中性脂肪を低下させる働きがあります。
さらに大豆に含まれるイソフラボンは血流の改善や骨、皮膚の強化も期待でき女性ホルモンに似た働きも持つため、ホルモンバランスを整えて肌のハリをもたらすのに有用です。
ですので、ダイエット効果や美容効果を求める女性や減量が必要な競技者に非常に適したプロテインです。

【おすすめ商品】

ティゴラ プロテイン (TRソイプロテ1KGココア) ・ ザバス ソイプロテイン100 ココア味 約15食分 (CZ7445) プロテイン SAVAS

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【ホエイプロテインとは】

ホエイプロテインは牛乳を原料とするプロテインで、牛乳に含まれる乳たんぱくのうち、約20%がホエイで残りの約80%がカゼインです。ホエイは乳清たんぱくとも呼ばれ、身近なところではヨーグルトの上澄み液があります。
ホエイはカゼインに比べて、吸収速度が速く筋力アップに欠かせない「BCAA」やミネラル、ビタミンも多く含んでいます。
そのため、トレーニング後の筋繊維のすばやい修復に有効に利用されるので、筋トレによる筋肉量アップを目指す人にはお勧めのプロテインです。

【ホエイプロテインのおすすめ商品】

ティゴラ ホエイプロテイン 350 イチゴ風味 TIGORA・ ティゴラ ホエイプロテイン 1kg チョコ (TRホエイプロテ1KGチョコ)

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トレーニング NGな飲み物物

お茶・水は?

利尿作用があるカフェインを含むお茶などは避けたほうがいいです。
特に、汗をかく運動や屋外でのトレーニングは飲まないようにしたほうがいいですね。

カフェインの入っているものは?

運動の30分前にお茶やコーヒーでカフェインを摂取するという人もいます。
僕の場合ですが、会社が休みである程度、長い時間をジムで過ごす場合など、ちょっとしたおやつと気分転換とエネルギーチャージを兼ねてカフェインの入ったSAVASのジェルを2本くらいもっていってそのままか、ボトルに入れて水で溶いてチャージしています。<SAVAS PIT IN ザバス ピットインエネルギージェル>
美味しいですしまた元気にもなりますよ。

効果的かつ経済的な飲み方(おススメ)

筋トレにしてもEAAは高価だしHMBは敢えて拘る必要はないんじゃないかなあと僕は思います。
もちろん筋肉ムキムキになって大会に出場されるような方は別としてですよ。そしてプロテインはトレーニングの有無に関わらず飲んで、トレーニングの効果を最大化させたい人はBCAAをとればいいと思います。

タイミング 筋トレ 通常トレ 混合トレ
開始30分前 BCAA or プロテイン 水 or 水素水 BCAA or 水
BCAA BCAA ハイポト BCAA or ハイポト
直後~30分以内 プロテイン ハイポト プロテイン

※ハイポト=ハイポトニック飲料